フェデラー研究所

「フェデラーのようなテニスがしたい!」という夢を持つテニス選手が集うブログ

【ロッテルダム2019】錦織圭、盤石の勝ち上がりで2回戦突破! グルビスのサーブフォーム考察! vsグルビス 6-1,6-4 

 

みなさんどうも、こんにちは。テニス大好き、【ラム】です。

 

今回はATP500のロッテルダム2回戦、VSエルネスツ・グルビス(84位)戦についての試合模様と、グルビスのサーブフォームについての簡単な考察をお伝えしていきます。

 

f:id:RiMfederer:20190224203722j:plain

 

グルビスのサーブフォーム、とても理にかなっているんですよね。

身体の軸の使い方が特に。

そこらへんのことについて私のできる範囲でお伝えしていきます。

 

試合結果は、6-1,6-4で盤石の勝ち上がりとなりました。

 

本試合では、前回と打って変わって錦織は最初から調子が良かったです。

 

なんと開幕から13ポイント連取をしてしまいます。

ちょっと会場も異様な雰囲気でざわついていました。

 

グルビスが初得点をした時にはそれだけで歓声が起きていました笑

 

開幕13ポイント連取はスロースターターの錦織選手を考えれば本当に珍しかったと思います。

 

もしかすると前回の僕の記事を読んでやる気を出してくれたのかもしれません笑笑

 

 

グルビスのバカ打ちが入らなかったというのもありましたが、13ポイント連取というのは異常自体です。

 

卓球ならもう1セットがストレートで終わってしまってますからね笑

 

そういえば卓球って確か、ストレートでセットを取ってはいけないみたいな慣習があるんでしたっけ?

1ポイントは確実に相手に取らせて華を持たせてあげる的な。

 

どこかでそんなことを聞いた気がしますが、

あまり詳しくないので余計なことを言うのはやめておきます。(もう言ってるけど)

 

 

第1セット、非常に調子が良くて相手とも噛み合って圧倒した錦織でしたが、さすがに第2セットは少し調子が落ち、グルビスの調子も上がってきたこともあって1ブレークされて少し競りましたが、要所を締めて勝利することができました。

 

文句なしの試合だったと思います。

 

全てのショットのクオリティが高く、グルビスを圧倒していました。

 

グルビスのバックのダウンザライン(ストレートに打つこと)は冴え渡っており、バック自体とても武器になっていたと思いますが、フォアはあんなに振りかぶっていては、錦織やフェデラーなど展開の速い選手や、特に芝などの展開が速くなるコートでは振り遅れなどで対応しきれないのではないかなと思いました。

 

一応、グルビスの四大大会の成績を調べてみると、去年のウィンブルドンでは4回戦まで進んでいましたが、他はあまりパッとせず、やはり全体の成績をみると全仏オープンがQF進出もあり、最も結果を残していました。

 

展開の遅いコート、選手相手だと逆に振りかぶっている分打ち込めるので振りかぶりが強みになってくるのでしょう。

 

何事も一長一短ですね。

 

 

しかし、現代テニスでは展開が速く、できるだけ素早く早いタイミングで相手のボールを捉えて返球するスキルが求められています。

 

私も振りかぶりがちなので、テイクバックはできるだけコンパクトに(テニス雑誌で読んだ所、両手で壁を思い切り押した時に広がる両手の幅くらいが、最も力を伝えやすく最適のようです。)というのを意識してやっています。

 

 

さて、冒頭でも触れましたが、グルビスのサーブ、とても参考になる身体の使い方をしています。

 

どういう使い方かを端的にいうと、身体の軸の回転だけでラケットをスイングしてボールを打っているということです。

 

他のトップ選手も大抵そのやり方を基盤としてスイングしているのですが、その各選手特有のクセなどがあり、なかなか見て一発で身体の使い方が素人目にも分かるという選手はいません。

 

チチパスのように明らかに軸がぶれてしまっている選手もいます。

下の記事では、チチパスのサーブフォームに対する考察も行なっています。

 

rimfederer.hatenablog.com

 

 

しかし、グルビスは身体の軸が本当にぶれていません。

 

f:id:RiMfederer:20190224203615j:plain

f:id:RiMfederer:20190224203638j:plain

f:id:RiMfederer:20190224203656j:plain

身体の左側の位置が一切変わっていないことが分かる。

コツは、身体の左側にすぐ壁があるイメージ作り。

もうこれ以上身体は左には移動できないよと脳に言い聞かせる。

 

このイメージをどれだけ具体的にリアルにできるかが鍵となってきます。

 

身体が左に移動してしまうと、ボールの侵攻方向に対するベクトルがズレてしまうので、折角のボールに対する力が逃げてしまうんですよね。

 

これがなかなか難しいのですが。

 

先ほど上にアップしたグルビスの連続写真でも、前には進んでいても横には動いていないことが分かるでしょうか。

 

これが大事なんですよね。

フェデラーもこれが完璧にできています。

 

だからこそのあのサーブクオリティなのでしょうか。

 

少ない力で最高のパフォーマンスをするためにはこれは身につけておいて損はないと思います。

 

前にしか進まないのでサーブ&ボレーにも出やすいですしね。

 

私も練習しよう。

試合の大事な局面になる程これをするのが難しくなるんです涙

 

 

ということで、錦織選手、3回戦進出おめでとうございました。

 


【圧勝やばす!!】錦織 圭 vs E ガルビス ABNアムロ世界テニス・トーナメント2019 2回戦

 

 

fin.