フェデラー研究所

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【インディアンウェルズ2019】錦織圭が接戦を制して3回戦へ!やはりピンチに強い!! マナリノのフォーム考察も vsマナリノ 6-4,4-6,7-6

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

今回は、インディアンウェルズでの錦織圭の2回戦の模様について振り返っていきたいと思います。

 

また、今回の対戦相手であるマナリノ選手が、とてもコンパクトなフォームから繰り出されるスイングで錦織を翻弄しており、そしてそのフォームは私たちにも参考になる部分があると思い研究してみたので、その考察というか、思うところも述べました。

 

 

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なので少し今回は長めです!すみません!!

 

 

まず、今大会の錦織選手のドローから見る対戦相手はこんな感じです。

 

1R bye
2R マナリノ
3R ハルカッチ
4R チリッチ/シャポバロフ
QF フェデラー
SF ナダル/イズナー
F ジョコビッチ

 

 

そんなに悪いドローではないと思います。

天敵ジョコビッチが逆山に行ってくれたのが相当大きいですね。

 

 

また、フェデラーを引いたのも、今のフェデラーのプレーの状態を考えると、(フェデラーファンとしては残念ですが)当たりだと言えます。

 

 

 

 

ちなみに次戦は、前回のドバイ大会2回戦でまさかの苦杯を喫したハルカッチです。

 

rimfederer.hatenablog.com

 

リベンジを願いましょう。

 

 

 

さて、試合内容に入っていきます。

 

結果は6-4,4-6,7-6(7-4)であり、正直負けていてもおかしくない内容だったと思います。

 

 

マナリノが良かった、というよりは、後述しますが錦織の展開の速さに対してマナリノのコンパクトなフォームがフィットしていたような感覚があります。

 

錦織のプレーの質が特段悪かった訳ではないように感じました。

 

 

マナリノのコンパクトなフォームによって、錦織の球を〝流す〟ような感覚で返球していたので、テンポの速い錦織からすると、常にカウンター気味の球が返ってきているような感覚だったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

マナリノのフォームについて

 

百聞は一見に如かず。

 

本当は最後に貼っている試合動画もみて頂きたいのですが、テイクバック時の写真をいくつかもってきたので、まずはそれをご覧ください。

 

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小さなテイクバックによって、相手の球威を最大限利用し、余分な力を使わずに返している。

 

 

これだけでは、これが果たしてこれがコンパクトなテイクバックか否かを判断しずらいと思いますので、比較画像としてフェデラーのテイクバックの写真もあげておきます。

 

 

 

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しっかりと深くテイクバックしている

 

 

 

両者のテイクバックの差、違いはどこかというと、ズバリ、肩の位置です。

 

 

ラケットを持った方の肩が頭よりも後ろにあるかどうか。

 

 

 

ここに注目していただきたいと思います。

 

このフォームの違いは、どちらが良い悪いと言ったものではありません。

 

事実、フェデラーも小さなテイクバックをしている時があります。

 

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右肩が頭よりも前に出ている小さなテイクバック

 

 

頭よりも前は言い過ぎたかもしれません、いや、言い過ぎました。

ほぼ頭と同じ場所に肩がありますね。

 

これはどんな時のフォームなのかというと、フェデラーが深い球に対処してライジングで返球する際のフォームです。

 

つまり、この小さなテイクバックは、相手の球威がとても強かったり球が深かった時にその球威を利用して〝跳ね返す〟感覚で使用するスイングだということが言えます。

 

 

このスイングはライジングの際に限るとほとんどのプロの選手も使っていますが、マナリノの特別なところは、攻めるべきところも全て同じテイクバックをしているというところです。

 

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浅い球で叩きにいくときもコンパクトなテイクバック

 

 

これはさすがにもう少し大きくラケットを引いた方が強く打てそうな気がしますが、これがマナリノのプレースタイルなのでしょう。

 

 

 

さて、このテイクバックをとった場合の恩恵として、自分が狙ったコースへと打つ。のではなく、ラケットの面だけを作って、ちょうど鏡が光を反射させるかのようにボールを反射させて思ったコースに流していくような格好をとることができるようになります。

 

自分の力がほとんどいらないということですね。

 

 

鏡が反射させる光の強さは、もちろん、鏡に入っていく光の強さに比例します。

 

 

 

マナリノのような小さなテイクバックで当てて返すような選手は、相手の球威が強くなればなるほど返球の威力が上がり、相手の展開リズムが速ければ速いほど展開をより速めることができるという訳です。

 

 

 

私たちでも真似ができれば十二分に強いと思います。

 

 

シコラーの方も取り入れれば、いつも攻め立ててくるハードヒッターのライバルを驚かせれるかもしれません。

 

また、あまり筋力がない方や、対戦相手の球威にいつも押し負けてしまう泣、という方は是非是非試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

ライジングで返すときやリターンの時などに、このフォームをとることはマストです。

 

 

ライジングやリターンが苦手な方は、大きくラケットを引きすぎていて、タイミングが合わなくなってしまっていることが多いので、注意してみてください!

 

 

コツは、テイクバックを小さくする代わりにフォロースルーではしっかりと振り切ることです。

 

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しっかりと振り切っている

 

これは大切にしましょう。

 

 

 

しっかりと振り切ることを意識です。

 

 

 

 

ちなみにマナリノはバックのテイクバックも小さな選手でした。

 

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如何でしたでしょうか。

 

ライジングの時などのコンパクトなテイクバックの話はフェデラーのフォームを使っていつか記事にしようと思っていたのですが、マナリノのフォームが理想的過ぎて思わず書いてしまいました笑

 

少しでもいいなと思った方は、下でチャンネル登録の方よろしくお願いします笑

 

 

それでは、3回戦で錦織圭の華麗なるリベンジを期待しましょう!

 


Kei Nishikori (錦織 圭 ) vs Adrian Mannarino - HIGHLIGHTS HD - Indian Wells 2019

 

 

fin.