【全米オープン2019】錦織圭、またも若手に対トップ10初勝利を献上してしまい敗北 vsデミノー 2-6,4-6,6-2,3-6
みなさんどうもこんにちは、テニス大好き【ラム】です。
今回は、現在開催中の全米オープン2019の、我らが錦織圭選手の3回戦、vsデミノー戦の模様を振り返りたいと思います。
アレックス・デミノー選手は、現在世界ランク38位で、オーストラリアの選手です。
まだ若干20歳のいわゆるネクストジェネレーションの一派です。
その中でも若い方の選手ですね。ズべレフ世代に比べると。
まだまだキャリアの初めの選手ということになります。
結果は、2-6,4-6,6-2,3-6で、錦織圭が終始押された状態の、逆転負けでもなんでもない、“普通の負け”になってしまいました。
今大会、1回戦を相手選手の棄権でわずか47分で勝ち上がり、2回戦も好調なラリーで相手を押さえ込んだ錦織圭だったので、「これは」と思って見ていたのですが、その分残念でなりません。
試合を通して、デミノーのコートカバーリングの良さが浮き彫りになった試合でした。
錦織圭のストローク力なら本来の集中をすれば崩せるレベルの守備だったのですが(ジョコビッチほどの鬼畜さはない)、デミノーのコートカバーリングに動揺して自分を失ってしまっていましたね。
力んでミスが多くなり、自滅した形となりました。
今回で錦織は、またもや若手に対TOP10初勝利を献上してしまいました。
デミノーは今回の試合まで、対TOP10の戦績は11戦全敗です。
そんな相手に献上してしまった。
金星配給マシーンです。(言い過ぎ)
私が今年書いてきた記事の中だけでもこんなことは何回かありました。
例えばコチラ↓
失うもののない若手の勢いに簡単に飲まれてしまうのは、日本人の気風が関係してしまっているのでしょうか。
こればっかりは断定できませんが、しかし日本人の気質として、押しに弱いところがあるのは確かです。
オリンピックなどでも日本人が好成績を残すのは、日本発祥の空手や柔道などを除いて、美しさを競ったり速さを競ったりという、“競争系”ばかりです。
誰かと面と向かって勝負をする(サッカーやバスケ、テニスも然り)スポーツとなるとあまり好成績を残せないのは、果たして体格で劣ることだけが原因でしょうか。
私はこの本質は内面に関係していると考えます。
外側以上の差が、メンタリティという内側において外国選手との間に大きくついているのではないかと、いやそうだと確信しております。
急に日本人の気風を嘆くのはこのくらいにして笑、
それにしても下の代の台頭をもろにくらって苦しむ錦織圭を尻目に、BIG3は一切若手を機にする様子がありません。
そりゃ彼らもたまには若手相手に負けることがありますが、しかし他のTOP10が誰も負けていないという状況の若手選手相手に、初勝利を献上するようなことはほとんどないように記憶しています。
上3人はマジどんなんよという感じですね。
錦織圭は、サーブを鍛えないと、あのサーブじゃそりゃブレークされるよという内容でした。
しかし、錦織には肘の怪我もあります。
痛みを気にして肘をかばい、強くサーブを打てなかった説も濃厚かもしれません。
だとすれば、グランドスラム一週目に負けたことは幸運だと私たちは思うべきです。
これからアジアシーズンが始まり、ファイナルの座をかけての最後の踏ん張りを利かす前に約1週間の休養があることは素晴らしいことではないでしょうか。
今年はただでさえ、『奇数年は全米1回戦負けの法則』を打ち崩したのですから、ポイントも失効したことだけを嘆くのではなく、むしろ法則通り1回戦で負けた時のことを考えたら、よりたくさんのポイントを獲得して終了できたと捉えたらハッピーになれます!
ゆっくり休んでほしいですね。
錦織圭選手、お疲れ様でした。
ファイナル出場、お願いします!!
Alex De Minaur vs. Kei Nishikori | US Open 2019 R3 Highlights
fin.