【全豪オープン2019】錦織圭、今大会3度目のフルセットの末、難敵カレノブスタを大逆転撃破！！ 次戦はいよいよジョコビッチ！ 6-7,4-6,7-6,6-4,7-6 感想
どうもみなさん、こんにちは、テニス大好き【ラム】です。
錦織圭、やってくれました。
全豪オープンベスト8進出です！
4回戦の相手、カレノブスタはラリーをしっかりとしてくる選手で、ラリー巧者の錦織とは相性がよく、試合前の大方の評価は錦織有利とした方も多かったのではないでしょうか。
私自身、前回の錦織対ソウザ戦の記事でも、次戦はまず問題なく勝てるだろうとコメントしていたのですが、蓋を開けてみれば、カレノブスタが最高の状態で試合に臨んできており、錦織は大苦戦を強いられる展開となりました。
結果は6-7（8-10）,4-6,7-6（7-4）,6-4,7-6（10-8）の手に汗握る大接戦でした。
２回戦のカルロビッチ戦ぶりに、またもやファイナルセットの10ポイント先取タイブレークとなりましたが、これは心臓がいくつあっても足りないくらいハラハラしますね。
この試合、最も大きな勝因は、間違いなくファイナルセットタイブレーク、錦織からみて5-8の場面で起きた線審の誤審です。
結果的に、そのポイントは入っていてもいなくても展開的に錦織のポイントになっていたので、一度冷静になってしっかりと次の１ポイントに集中できれば良かったのですが、カレノブスタはここで主審に食ってかかってしまいました。
本当は、冷静に切り替えて入れればカレノブスタは勝てていたと思います。
一度時間をとって頭を冷やせば良かった。。。
しかし、後２ポイントで第８シードを倒すことができるのです。
待ちに待った瞬間があと2ポイント後に迫っている。。。
まともな精神状態ではいられなかったのでしょう。
張り詰めた緊張の糸が緩んでしまった瞬間でした。
錦織もかなり硬くはなっていたのですが、カレノブスタのプレーはそこから空元気状態になったかのように見え、そこから先、１ポイントも獲得することができずに終わってしまいました。
結果的に負けてはしまいましたが、カレノブスタはキャリア最高のプレーをしていたのでは、と思うくらいの見事なプレーでした。
配給がうまく、ここぞという所でのドロップの使い方も秀逸でした。
最後まで諦めずにボールに食らいつくファイトはフェレールを思い出しましたね。
第4セットで少しクオリティーが落ちたものの、それ以外はほぼ完璧に近いプレーだったと思います。
たとえカレノブスタが勝っていたとしても、「あれだけ相手が良かったんだからそういう日もあるよ、しょうがない、次は全仏全仏！」という風に捉えることができたくらい、この試合のカレノブスタは良かったです。
ストローク戦で錦織と打ち合える選手なんて今のツアーではトップ10を除いて数えるほどしかいません。
その中でこれだけ錦織とバコバコ撃ち合えたということは、カレノブスタはとても誇りに思って良いと思います。（何様笑）
これからさらにランキングを上げてくるのかもしれません。
下にハイライトを挙げておきます。
ハイライトだけでも充分両選手の緊迫した雰囲気が伝わってくることでしょう。
シーソーゲームの連続に、結果がわかっていても見ていてドキドキします。
さて、いよいよ次戦はジョコビッチ。
ジョコビッチは4回戦で、錦織がブリズベン国際の決勝で破ったメドベデフを一蹴して勝ち上がってきています。
ジョコビッチの4回戦のハイライトを見たのですが、やはり堅実なプレーは健在で、壁のようにあらゆるボールを返してきますが、すこーしだけ人間味が出てくる時間帯があります笑
そこを突いていくしか無いでしょう。
チャンスボールは全て確実に決めないと勝てません。
ジョコビッチに直近14連敗を喫している錦織ですが、今大会の錦織の勝ち上がり方は、最後にジョコビッチを破った、つまり14戦前の2014年全米オープンの勝ち上がり方に似ています。
どういう勝ち上がり方かというと、ギリギリの勝つか負けるかわからないシーソーゲームをを2試合潜り抜けてきているということです。
2014年には、ラオニッチとワウリンカを相手に、フルセットで勝ち抜けました。
そして、ジョコビッチを撃破したのです。
以前の記事でも触れましたが、錦織はピンチを切り抜けるたびに強くなる。
生まれながらにして戦闘民族サイヤ人なのかもしれません笑。
今大会では錦織には運も味方についている。
テニスの女神は錦織を優勝させようとしてくれているのかもしれません。
水曜日の試合で、
錦織が勝てば間違いなく伝説です。
15度目の正直を楽しみにして待ちましょう！
錦織 圭 vs パブロカレーニョブスタ 2019 全豪オープン
fin.
