【ホップマンカップ2019】フェデラーとウィリアムズの伝説2人が初対決!!! 4-2,4-3(5-3) 感想
こんにちは。
年始の雰囲気も徐々に無くなってきましたね。
寂しいですがそろそろ正月ボケを治していかなければと焦っています汗。
さて今回は、1月1日に行われたホップマンカップ大会4日目のスイス対アメリカのミックスダブルス戦についての感想を書いていきたいと思います。
フェデラーがティアフォーと試合した同じ日にこの試合も行われています。
ミックスダブルスは1セット4ゲームの変則3セットマッチ(タイブレークも5ポイント先取)で、最もエキシビジョン感のある試合となっています。
この試合では、共にグランドスラム歴代最多の優勝数を誇る、ロジャー・フェデラーとセリーナ・ウィリアムズのレジェンド同士が初めてコート上で相見えるとあって、今大会一番と言って良いほど注目されているカードでした。
結果は、フェデラー・ベンチッチVSティアフォー・ウィリアムズの4-2,4-3(5-3)で、スイスチームの勝利です。
試合は、第2セット1-0でティアフォーがフェデラーからダイレクトアタックを受け、
逆に第2セット2-1でフェデラーがティアフォーから顔面にボレーを浴びせられ、
アクシデント満載の見ごたえのある試合でした。
試合を見ていて凄かったのは、何と言ってもフェデラーのネットプレーです。
あのネット際での反応、ティアフォー、ウィリアムズの豪速球にも軽く対応していましたし(顔面直撃はありましたが笑)、
1番目を見張ったのが、第2セット3-3(タイブレーク3-3)の局面でのポーチボレー(相手のストロークを積極的に追って打ちにいくボレー)の移動距離です。
この地点で打てるということは、相手選手が打ってから動いたのでは到底間に合わないので、先読みして動いておかなければ成功しません。
しかし、中級者くらいの方なら分かると思いますが、少しでも早く動いてしまうと、相手選手に見切られ、簡単にパッシング(ボレーヤーの脇を抜き去るショット)で抜かれてしまいます。
しかも、相手が必ずクロスに打つ(画像では逆クロス)と確信して躊躇なく動き出せる度胸も必要です。
なので、抜群のタイミング、センス、度胸、さらにこの大舞台でやってのける度胸(被った)が必要な、サラッと決めているように見えますがとても高度な技術なのです。
よく試合を見てみると、フェデラーはポーチに出る前に必ずと言って良いほどフェイントを入れています。
ユラっと逆の方向に上半身を揺らすイメージです。
このフェイントがとても大事で、ストローク側もボレーヤーのこのフェイントが視界の隅に入ることでストレートに打ちづらくなります。
こうして、フェイントによってストレートのルートを意図的に封じているんですね。
さすがだと思います。
上級者の方なら染み付いていると思いますが、このフェイント、私はまだまだですので明日からしっかりと意識してみます!
試合後のレジェンドインタビューでは、フェデラーのウェアのユニクロのロゴが目立っていて、日本企業なので同じ日本人として誇らしい気持ちになりました。
自撮りに臨む2人の姿も微笑ましくて良かったですね。
フェデラーとウィリアムズのレジェンド対決を存分に楽しめた一戦で満足でした!