フェデラー研究所

「フェデラーのようなテニスがしたい!」という夢を持つテニス選手が集うブログ

【マイアミオープン2019】フェデラーが18歳差の対決を制しまたまたマスターズ決勝へ笑 スピンサーブについての真剣な考察も! vsシャボパロフ 6-2,6-4

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

 

今回は、マイアミオープン準決勝、フェデラー対シャボパロフの年の差対決について振り返っていきたいと思います。

 

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また、サーブについて体得すれば必ず向上する技術についても、画像付きでお伝えしていくので、是非、サッと目を通すだけでも良いので最後まで読んでみてください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、結果から見ていきましょう。

結果は、6-2,6-4フェデラーの完全勝利により18歳の年の差対決を制してマスターズに連続で決勝に進むことになりました。

 

 

 

 

恒例の『終わった終わった詐欺』と、恒例の『マスターズ決勝最後のチャンスn回目』がまたやってきたわけです笑

(勝手に私たちファンたちが「終わった終わった」とか「最後のチャンスだ」とか騒いでるだけなんですけどね笑)

 

 

 

 

この人は本当に私たちの常識の壁を、まるで無いかのごとくすり抜けていってしまいます。

 

 

 

 

錦織がこんなにもマスターズで結果が出せないというのに、フェデラーを見ていると、「マスターズなんて本当は簡単なんじゃないか」という錯覚に陥りそうになるから困ったものです笑

 

 

 

 

 

試合自体は、シャボパロフのミス連発というのがイメージとして残っています。

 

 

 

なんだか最近、フェデラーと対戦する選手は本調子でないことが多いような気がしますが、どうなんでしょうか。。。

 

 

 

クレーシーズンを前にして、新設されたテニスコートでモチベーションを保つのは難しいのかもしれません。

 

 

 

シャボパロフのミスの波に乗ってフェデラーはいつも通りプレーしていただけで、特にこれといって特筆すべき点はありませんでしたので、試合内容はここで終わらせて頂きます(短すぎ笑)

 

 

 

 

 

 

 

というのも、もっとお伝えしたいことが他にあるのです!

 

 

 

 

 

 

 

・冒頭でも触れましたが、サーブについて、今回は、特にスピンサーブの打点とラケットのスイングの軌道についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

最後まで読み進めるのは時間的にも厳しいという方もいらっしゃるかもしれませんので、先に結論だけお伝えしておきます。

 

 

 

スピンサーブであっても、『打点を前にして、ラケットのスイング軌道も身体の前に来るようにする』ということです。

 

 

 

 

 

あーもう言いたいことはわかった」とか、「なんだそんなことか、知ってる知ってる」と思った方はこの先はこれを詳しく語ったことが延々と載っているだけですので、他の私の記事に飛んで頂いて構いません笑

 

 

 

 

 

 

さて、突然お聴きしますが、

 

 

 

『サーブでもっとも大切なこと』は何でしょうか?

 

 

 

サーブを試合の各プレーの中で捉えた時、もっとも重要な要素として挙げられるのは、各プレーの基点、始まりとなることです。

 

 

 

両者どちらかのサーブから必ずプレーが始まり、それ以外でのポイントの始まり方はありえません。

 

 

それを踏まえた上でさらに、サーブでもっとも大切な勘所というと、どんなところでしょうか。

 

 

威力やコースでは?」というお声が聞こえてきそうです。

 

 

 

確かにそれは、そこからのストローク戦で優位に立てるかもしれないし、強烈なサーブが入ればエースとなって簡単にポイントを獲得できるかもしれない、大切なファクターではあります。

 

 

 

しかし、それはあくまで、上級者にとって必要なスキル。

 

 

 

今回の記事で私が述べたいポイントが押さえた上で、そういったポイントに重きを置きに行くのが上達への最短ルートだと確信しております。

 

 

 

 

私が今、サービスを打つときにもっとも気にしているポイントは、打った後に体のバランスが取れているかどうかです。

 

 

 

 

 

そのことについては他の記事でもちょこちょこと触れさせていただいています。

 

 

rimfederer.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

rimfederer.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

そんな、サーブを打つ際にどこを意識すれば良いのかということに関して、具体的に、今回はお話ししていければと思う次第です。

 

 

 

今まで、サーブを打つ際に軸を垂直に保ち続けるためには、足を真後ろに蹴り上げることだと思っていましたし、それをポイントとして他の記事でもお伝えさせていただいていました。

 

確かにこのポイントは間違いではありません。

 

 

私のお手本、フェデラーは確かにそうしていましたし、それができていない選手、例えば私の大学のある部員などや、上の参考記事でも触れていますが、トッププロではチチパスなどはこのような足の蹴り上がり方になっています。

 

 

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後ろ蹴り上げができている

 

 

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後ろではなく、横に足をあげてしまっているため、力が横に逃げてしまっている

 

 

 

 

それを、フェデラーのようにきちんと真後ろに足を蹴り上げるようにすれば、確かに体は左右の動きから前後の動きになり、必然的にボールに伝わるパワーを逃がすことなく伝えられることは間違いありません。

 

 

 

しかし、これだけを意識するのでは、中々体幹を安定させるのは難しい。

 

 

 

 

 

ここで、先日私が気づいた、より効果的な体幹を安定させる方法をお伝えしたいと思います。

 

 

このポイントに気がついたきっかけは、何気ないプロの方のアドバイスです。

 

 

先日、プロの選手と一緒に練習をさせて頂く機会に預かりまして、その際、プロの方は私のセカンドサーブでスピンサーブを打つ様子をみて一言

 

「もっと打点前にした方がいいんじゃない?」

 

とアドバイスしてくださいました。

 

 

 

 

今までの私の感覚としましては、サーブの打点は球種により以下のように分類されていました。

 

フラット:身体のほぼ真ん前

スライス:身体の斜め右前

スピン:身体の(頭の)真上

キック(ツイスト):身体の(頭の)後ろ側で真上

 

 

 

そのため、今までのプレーの悩みであったのですが、スピンサーブを打つ時にどれだけ足を後ろに跳ね上げることを意識しても、うまく体幹を保ち切ることができなかったのです。

 

 

フラットやスライスはできるのに、なぜだ」と思っていたのですが、答えは打点、それに伴うラケットの軌道にあったのでした。

 

 

 

 

今では私は打点についての認識を修正しています。

 

 

 

スピン:身体の真上→身体のほぼ真ん前でフラットの時よりちょっと手前

 

 

 

 

 

 

 

プロの方のアドバイスに早速したがって打ったところ、これが入る入る。

 

 

 

入った上に驚くべきポイントに気づきました!

 

 

 

 

打点をスピンでも、あえて前にすることによって、ラケットを必然的に前方向に振り切ることになりそれによって身体が自然に前後のバランスに行き渡ることになるのです。

 

 

 

これがとても大切なことでして、今回お伝えしたい最重要ポイントは、上でも書きましたが、

 

 

ラケットをサーブの進行方向、すなわち、前に向かって振り切る。

 

 

 

 

そのために、あらゆる球種で打点を前にするということです。

 

 

 

 

 

 

そこを意識してフェデラーのサーブ動画を見てみると、確かに体の前でラケットを振っていることがわかります。

 

一連のモーションの画像を貼っていきます。

 

各写真の下にコメントを掲載しています。

 

 

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トスを上げる位置は、落ちてきたところが白線の内側、すなわちコート内に落ちようにしてあげましょう。これができていない方が意外なほど多いです。

 

 

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トスを前に上げて打点を前にすることで、身体が前に向かっていることが分かる。これにより、左右ではなく前後のベクトルに沿って身体が動くことになる

 

 

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インパクト直前まで両脚とも揃えて横を向いているままというのが要注意ポイント

 

 

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ここからが本題、打点が前なので、当然ラケットは身体の前方でスイングすることになる

 

 

 

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ラケットが前にあるので、バランスを取るために脚を後ろに蹴り上げる

 

 

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よって、身体のバランスが前後に保たれ、軸は真っ直ぐなまま保たれる

 

 

 

この採用元の動画も上げておきます。

 

後半はスローになっているのでオススメです。

 


フェデラー サーブ練習 Roger Federer Practice service

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要は、今まで私は、脚を後ろに蹴り上げることを意識していましたが、

 

そうではなく、

 

 

ラケットを前でスイングすることで、バランスを取ろうとした脚が、自動的に後ろに上がるようにすべきだったのです。

 

 

 

 

 

 

これを習得することによるメリットは非常に強大です。

 

 

身体のバランスが崩れていないため、あらゆるモーションに素早く入ることができる。

 

 

強力なリターンにも素早く反応できますし、

サーブ&ボレーの戦術をするにもとてもスムーズにボレーポジションへと行けることに気づくことになるはずです。

 

 

私は何より、これを習得できたことによって、サービスゲームに大きな余裕が生まれました。

 

 

 

もうブレークされることなんてないんじゃね?」というくらいの余裕です笑

 

 

 

どうかこれを読んでくださった方は、何かの縁だと思って、一度試してみてくださることを願います。

 

 

 

そして、思い出した時でも良いので、コメント欄などで感想を教えていただければ幸いです。

 

もし、あまり効果を感じられないようでしたら、改善点を一緒に考えていきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、フェデラーは今大会の決勝進出によって、全豪が終わってからドバイ、インディアンウェルズ、そしてマイアミと、出場した大会すべて、なんと三大会連続で決勝に進出したことになります。

 

 

この記録は、どうも2006年以来の快挙のようです。

 

 

特に、マイアミは去年初戦で負けているので、大幅なポイントアップにもつながり、今年のランキング確保もまあまあ安泰になるでしょう。

 

クレーでも低く見積もっても500pは入るでしょうし。

 

 

昨今のフェデラーの快挙について、

『果たしてフェデラーが強いのか、それとも若手が弱いのか』

という問題が語られているところを見かけることがありますが、私は断然フェデラーが強いということを推したいと思います。

 

 

次の強烈な若手が出てこない、若手が不甲斐ないという意見が散見され、私自身「そうだよねー」と考えていたこともありましたが、

 

今ではそういった考えは無くなりました。

 

よくよく考えてみれば当たり前のことなのです。

 

 

歴代最高の選手、レジェンドなのですから、逆にそんな選手が若手にポンポンと出てこられても困りますよね笑

 

ジョコビッチナダルフェデラーの3幻神(遊戯王ネタです笑)にかなう選手がそんな簡単に出てくるわけがないのは、よく考えれば当たり前のことなのでした。

 

私たちは、ついつい今のテニスの環境に慣れてしまって、big4クラスの逸材がまた下の世代から現れると盲信してしまっています。

 

確かに、いずれ現れることは現れるのでしょう、しかし、何百年に一度クラスのテニス選手が次から次へと現れることはないのではないのでしょうか。

 

 

若い選手が若さと勢いという圧倒的アドバンテージを持って向かっていっても、衰えたbig3に勝てないというのは、そういうことなんだと思います。

 

 

 

若手が不甲斐ないのではない、彼らが強すぎるのだと、こう解釈するのがもっとも自然なのだと思います。

 

 

 

 

 

それでは今回はこのへんで、フェデラーのマスターズ優勝を願って。

 

 

今回はとても長かったと思います。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

 


Roger Federer vs Denis Shapovalov Highlights HD | SemiFinals Miami Open 2019

 

 

 

fin.