【全仏オープン2019】(勝ち目なし)フェデラーおじさんがナダルおじさんに屈す、、、 風とナダル強すぎ、、、 3-6,4-6,2-6
みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。
今回は、2011年ぶりの全仏での好カード、レジェンド対決ですね、フェデラー対ナダルの2年ぶりのグランドスラムでの試合、全仏オープン準決勝での試合模様を振り返っていきたいと思います。
フェデラーは今大会、「ラファとやりたいよーラファラファ」と言って出場してきました。
僕を含めたほとんど全員が、
「幾ら何でもクレーでそこまで勝ち上がるというのは厳しいんじゃないか」と予期していたと思います。
「3回戦くらいまでいけばよくやった方じゃないのか。」
「あの歳でフットワークを要求され試合時間も長くなるクレーのサーフェスはきついだろう。」
「おまけに3年振りだし。」
「クレーのポイントは、昨年出場していない分全て加算されるだけだし、むしろ少し勝ち上がるだけでも十分だ。」
これらは私が実際にしていた考えなのですが笑
しかし、大方の予想をまたもや覆し、準決勝、ベスト4まで駒を進めましたフェデラー。
クレーでもクレーらしからぬ展開の早いテニスを続けていたフェデラー。
クレーキングのナダルにそれが一体どこまで通用するのか。
ナダルの土で勝てるわけがないとわかっていながらも、直近5試合すべてにフェデラーが勝利しているという事実が、
「もしかしてあわよくばどさくさに紛れてワンチャン、、、」
という想いを芽生えさせてきます。
果たして
現実は残酷でした。
特に惜しい場面もなく3-6,4-6,2-6で惨敗です。
試合はナダルの一方的な展開と言っても良かったと思います。
フォアのストレートカウンターも完璧でした。
フェデラーが攻めても攻めても、ナダルの鬼のカウンターが次々にコートに刺さります。
加えて、この試合、フェデラーはいつもよりプレーが固かった。
ナダル相手に全仏を戦うというのは、過去全仏で5戦全敗してきたフェデラーからすると、否応無しにトラウマ的なものを呼び起こしてしまうのかもしれません。
さらに加えて、この日は圧倒的に風が強かったです。
笑っちゃうくらいの風に強さですよね。
風速なんと20mだったそうです。
だいたい4mあたりから人は「風が強いな」と思い始めるそうなので、それの5倍というのがいかにすごいことなのかわかります。
日本なら、弱めの台風来たって感じですよね笑
僕ならこんな状態になったらあらゆる言い訳をしてテニスすることを避けます笑
この強風の中でもあれだけのクオリティのテニスができるというのは実に驚くべきことなのですが、
風にボールがコートから追い出されないよう、プレーを小さくしてしまったフェデラーは、今まで通りのきわどいコースを狙うことができず、ゴリゴリのスピンで風さえ切り裂くナダルの返球に良いように狩りとられた形になってしまいました。
勝機とまでは言えませんが、第2セットの4-4、フェデラーサーブで40-0の場面から、ナダルに追いつかれてブレークされてしまったのがもったいなすぎましたね。
ここを取れればタイブレークでワンチャンスがあったかもしれませんでした。
フェデラーのキープ力を持ってすれば取れたゲームだったと思いますが
しかしナダルのクレーでのブレイク力を鑑みれば、これもまた必然だったのかもしれません。
上でも書きましたが、
フェデラーの攻撃は試合を通して普段の8割7割くらいの威力、コースでした。
加えて、とんでもない風が吹いていたため、両者の間で言えば、条件は同じとはいえスピン量が少ない球種を得意とするフェデラーの方が安定せず、不利だった可能性は否めません。
何れにせよ、思ったよりもあっさりとしたストレート負けで驚きました。
フェデラーとしても、前やった2017年全豪の時ほど、全仏でナダルを倒す気にはならなかったのかもしれません。
なれなかったという方が正しいかもしれませんが。
勝ったとしても決勝ヘロヘロ状態で、ジョコビッチかティエムに狩られる未来が見えていますしね。
何れにせよ、しっかりと740p握りしめて全仏を去れるのは良いことです。
全豪での結果の挽回が十分にできたでしょう。
いよいよフェデラー本番の芝シーズン。
昨年の2セットアップ、マッチポイントを握ってからの敗退は悔しいものでした。
今回はそんなことのないように、1日も早く疲労をとって、芝に向けて羽ばたいて頂ければと思います。
ロジャー、ロジャー、ロジャー、ロジャー!!
Rafael Nadal vs Roger Federer - Semi-final Highlights | Roland-Garros 2019
fin.