【ウィンブルドン2019】悪夢の40-15 フェデラーはなぜ決勝でジョコビッチに負けたのか 偶然か必然か フェデラーがジョコビッチに勝つには、、、
みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。
今回は、ウィンブルドン2019の決勝、フェデラー対ジョコビッチの試合を振り返って、フェデラーの今後についてなどなど、徒然なるままに述べていきたいと思います。
コラムのようなものだと思っていただけると大変助かります汗
前回の、ウィンブルドン決勝を振り返った詳細なレポートが、大変ご好評を頂けたようで、たくさんの閲覧を頂きました。
ありがとうございます。
前回の記事はこちら↓
そこで今回は、私自身、まだまだウィンブルドン決勝のあの惨劇を消化しきれていないこともあり、前回の投稿では書ききれなかった部分も含めて、第二弾として、決勝戦について振り返っていきたいと思います。
正直言って、日曜日から2日経ちましたが、気持ちはまだ癒えておりません。
かなりの虚無感、喪失感を味わう日々です。
まだ2日しか経っていませんが、まだまだこの感情は続きそうであります。
最初から試合を観ていた身として、終始フェデラーがジョコビッチを押していたことを知っているので、その分フェデラーが負けたことをにわかには信じられないのです。
ふとした時に、
「あ、そういえばフェデラーはウィンブルドン優勝してないんだった。」
「あれ、あの試合結局勝ってなかったんだっけ。」
など、まだ現実として受け止めきれていません。
まるで彼女と別れたかのような喪失感と似ています笑
「あ、そういえば別れたんだった。」みたいなね笑
失ったものの大きさを後で痛感する、現実なのかどうか、いまいちピンときていない。
そんな感じです。
あの、マッチポイントを握った後、本当は一発でサービスエースを決めて優勝した別の世界線があるのではないかと、SF小説みたいなことを本気で考えてしまっています。
きっとフェデラーも今頃同じような気持ちを味わっているのではないでしょうか。
今回の負けに応えて、モントリオールはスキップすると言っているくらいですしね。
この記事にたどり着いたあなたも、フェデラーの敗戦を受け止めきれていない1人なのではないでしょうか。
このブログを読んでくださっている方と、お酒でも飲んで感想を言い合いたい気分です。
さて、フェデラーは明らかに、若い時よりもチャンスに弱くなっている気がします。
土壇場の精神力ではbig3で今やもっとも劣るかもしれません。
確かにプレースタイルのせいもあるかもしれません。
フィーリング命のフェデラーは、メンタルの少しの狂いが全てのショットに影響しやすいはずです。
あくまでBIG3の他2人に比べての話ですが。
例えばジョコビッチやナダルは、打ち方が決まっているため(ゴリゴリのスピン)ピンチの時にでもラケットを振り切り続けていれば勝手にボールはコートに入ってくれます。
しかしフェデラーは、手首で面を操作している上フラット気味のボールを好んで打つため、もちろんある程度振り切れば回転はかかりますが、ジョコビッチやナダルほど手首を固定して打ってはいないため、緊張して硬くなると、ボールがアウトしやすいのです。
ところで、なぜフェデラーが負けたのかですが、
“勝ち急ぎ”が1つの要素としてあげられます。
思えばその兆候は準決勝のナダル戦でも観られました。
5本目のマッチポイントでようやく勝利を決めています。
しかもナダルのミスでです。
フェデラーは、いつも格上との試合でのチャンスは、自分では攻めきれないか、攻めすぎるかのどちらかで、フェデラーウィナーで勝つことはあまりありません。
フェデラーも1人の人間で、普段強すぎるゆえにあまりその精神的な弱さも観られないですが、格上との試合ではしっかりと露わになってしまうのです。
ジョコビッチやナダルに比べて、フェデラーはマッチポイントからの逆転負けが多いのですが、それはやはり、緊張した時、硬くなった時に、手首依存のスイングをしているか否かも大きな要因ですし、根のせっかちさゆえに勝利を急いでしまうのもフェデラーの欠点と言ってもいいのではないかと思います。
フェデラーは「話すのがつらい、こんな気持ちを味わうくらいなら、全セット2-6でストレート負けの方がましかどうかは分からない」
と試合後の会見で話したそうですが、私も全くの同感です。
いっそストレートでボコボコにされた方が諦めもつきました。
全豪のナダル対ジョコビッチ戦のようにスコラれていれば、私もこんな喪失感にかられることはなかったでしょう。
改めて、ジョコビッチの精神力には敬意を評します。
純日本人日本育ちの人間があの精神力を身につけることは120%不可能だと断言できます。
あんな逆境で、完全にフェデラーの流れだったのを全てぶち壊すあの精神力。
はっきり言って脅威です。
そして見せたあの不敵な笑み。
自分がヒールであることを完全に受け止めており、そしてそのことについて自分で消化して逆に楽しんでいる。
そんな印象です。
まさに鋼のメンタル。
このメンタルを前にして、フェデラーの負けはもはや必然だったのではないかと思います。
世界3位と1位の実力差が出たのではないかなと。
2017年の全豪とウィンブルドン、2018年の全豪の3つはジョコビッチがいなくてよかったねくらいにしか思わなくなりました。
もしいれば、断言できます、確実に勝てていないでしょう。
フェデラーは、ジョコビッチには勝てるみたいな雰囲気を出すのをやめた方が良いと思います。
数年前のジョコビッチとの対戦前でのインタビューでも言っていましたが、
「ナダルには特別な対策が必要だが、ジョコビッチに対しては自分の良いプレーをすれば勝てる」
みたいなのほんとにいらない。
結局その時の試合でも負けてたし。
「勝ててねーよ。
頼むから対策してくれ。」って感じです。
確かに良いプレーをすれば勝てるのも一理ありますが、自分の良いプレーを引き出すためのメンタルの面での対策が今後勝つためには不可欠になるのではないかと思います。
今回で、ジョコビッチに勝つ最後のチャンスを逃してしまったかもしれませんが、それでも、やはり私たちのアイドルであり、まだまだ人外の域のフェデラーであることには変わりありません。
きっとフェデラーならこれからも、戦い続けてくれるだろうと信じています。
ただ、ジョコビッチ専用駆逐機っていうくらい対策して帰ってきてほしいものですね笑
最後に、フェデラーは意外とポジティブに負けを受け止めて、次に進もうとしているよというインタビューを乗せて筆を置こうと思います。
僕はこのコメントを読んで、素直にこの精神を見習いたいなと思いました。
なので、フェデラーの敗戦をひきづるのは、この投稿でやめにします。
「SFMでサーブをブレイクされた時と同様に、痛い敗北を喫したら、どんどん次に進んで忘れることだ。
そして試合から良かった点を発見すること。たくさん良い所があったんだからね。2008年の時の様に後で振り返ってみて、自分はそんなに悪くなかったなと思うだろう。
しかし、今この瞬間はもちろん敗北で胸が痛むよ。これまでのウィンブルドンで喫した全ての敗北の様にね。でも僕には次に進んでいく強さがある。素晴らしい試合をしたのにがっかりなんてしたくないからね。」
素晴らしい試合をしたのにがっかりはしたくない。
確かにその通り。
良いところに目を向けると、たくさんのポジティブな面が見つかります。
体力面もそうですし、まだまだこのレベルで集中力を保つこともできる。
「来年再来年優勝して10回にして引退すればいいんじゃない。」
そう思える器のファンでありたいですね。
Novak Djokovic vs Roger Federer Wimbledon 2019 final highlights
Roger Federer laments missed match points vs. Novak Djokovic | 2019 Wimbledon Press Conference
Roger Federer Runner-Up Press Conference Wimbledon 2019
最後に。フェデラーが今回のウィンブルドンで使用していたギアをあげておきます。
プロスタッフRF 97 オートグラフ ブラックインブラックは、私も愛用したいるギアで、どんなデザインのウェアにも合いますし、持っているだけでとてもクールに見えます。
武装色、硬化!(ワンピースネタ)と叫んで、黒塗りラケットでサーブを撃つポーズをしたりして遊んだりするのにも一役買っています。
はっきり言って、オススメです。
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fin.