フェデラー研究所

「フェデラーのようなテニスがしたい!」という夢を持つテニス選手が集うブログ

【ウィンブルドン2019】フェデラーが緊迫した空気の中、死闘の末ナダルを振り切り、ジョコビッチとの決勝へ! 7-6,1-6.6-3,6-4

 

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

 

 

いやー、準決勝、フェデラーvsナダル終わりましたね。

 

 

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LIVEで見ていたのですが、本当に息の詰まる試合でした。

 

 

 

 

 

フェデラーvs錦織の準々決勝はこちら↓

rimfederer.hatenablog.com

 

 

 

結果としましては、7-6(7-3),1-6,6-3,6-4でフェデラーが勝ちましたが、まるでフルセットの末競り勝ったかのような緊迫と疾走感、密度だったと思います。

 

 

ナダルの、あの異様な土壇場での強さ、自身のブレークポイントでのギアの爆上げ。

これらにより、フェデラーは5回もマッチポイントをプレーしなければなりませんでした。

 

 

あの5回目のマッチを取りきれず、第4セットが5-5に並んでいたら、、、、

 

 

体力的な面、お互いの調子の波、メンタル面を踏まえて、おそらくナダルが勝っていたでしょう。

 

 

 

 

フェデラーは終始、「あのネオバックハンドは何処へ?」って感じでバック振りきれてなかったですし。

 

 

ナダルの徹底したバック攻めで昔を思い出してしまったのか、2017年全豪で克服したはずなのに、またバックがチキチキになって、所々、もはや当てて返すだけのバックを打ち、ナダルに好き勝手に叩かれるのを見ているのは辛かった。

 

 

 

 

観ていて本当に心臓に悪かったです。
胸が痛い。

 

 

勝った時には泣きそうになりました。

 

 

 

そんな感じの準決勝でした。

 

それでは、各セットごとに振り返っていきたいと思います。

 

 

 

 

〔第1セット〕  7-6(3)

 

序盤からハイレベルなラリー戦。

フェデラーのリターンの深さが際立つ。

タイブレークで一気にギアを上げ、ナダルを置き去りに。

スコアは競ったが、内容的にはフェデラーが常にリードしていた。

 

 

 

〔第2セット〕  1-6

第1セット終盤からこのセットの序盤にかけて、「錦織圭なら手も足も出ないだろうな」というほどのプレーをフェデラーが調子よくやっているにも関わらず、ナダルがその神プレーをことごとく返して無効化。

フェデラーに着実にプレッシャーを与えていく。

 

ナダルの露骨なバックハンド攻めに昔を思い出したのか、ゲームカウント1-1の段階から少しずつ、しかし確実に振り切れなくなっていった。

 

フェデラーのもはや当てるだけのふにゃふにゃバックハンドには、恐れ多くも私自身が打っている、みんなに笑われる片手バックハンドが重なるほどだった。

 

第2セットは終始フェデラーの表情が弱気だし、バックに覇気もなく、次第にフォアも甘くなり、フェデラーがチキっているとき、調子が悪い時特有の(昨年ウィンブルドンのアンダーソン戦でも散見された)、前に出てもボレーがネットする現象・フォアの宇宙開発が見られ、「米屋さん」はおろか、「カモン」の声さえもあまり聞こえなかった。

この時点、私はフェデラーの負けをほぼ確信していた。

(7-6,1-6,3-6,4-6くらいかなと)

 

 

 

〔第3セット〕 6-3

何をどうやったのかフェデラーはなんとなくサービスをキープし、ブレークされる危機もラッキーっぽく見えるギリギリのプレーで凌ぎ、ナダルのプレースメントが少し落ちてきたところを寄り添うようにブレークし、逃げ切る。

 

 

 

〔第4セット〕 6-4

ナダルのミスがかなり早くなる。

 

依然としてナダルフェデラーのバックを狙っているが、フェデラーは別にそれを克服して強気で返せているわけでもないのに、なぜかナダルが先にミスするようになる。

 

フェデラーは特に何も変えていない。

ナダルが落ちてきているだけ。

 

しかし、とても緊迫した高度な駆け引きのように見られた。

 

なぜフェデラーは特にギアを上げているようにも見えなかったし、まあ下手なプレーをしているわけでもないのだが、7割くらいのプレースメントにも関わらず、なぜナダルが優位に立てなかったのか、私にはよくわからない。

 

ただ、このセット、フェデラーナダルサービスゲームで2本、自身のサービスゲームで3本のマッチポイントを握ったが、各ポイント共、ナダルの集中力は凄まじかった。

 

第2セットでやっていたプレーと同じような感じのプレーを局所的に出していたのがこの、第4セットだったと思う。

 

 

なんだかんだでフェデラーが勝ったが、どうやって勝ったのかは思い出せない。
ホントに勝ったの?

そんな印象が残る試合だった。

 

 

 

 

 

以上が私の試合を見た感想ですが、トータルして、「これ決勝で良いやん」という思いがものすごく強いです。

まだジョコビッチがいる事実。

ウィンブルドン獲るのどんだけ重いの。

 

しかもジョコビッチはこういった「フェデラーが勝つフラグ?流れ?」的なものが一切通用しない選手です。

 

自分のプレーで全ての流れをぶった切ってきます。

 

 

ジョコビッチの準決勝を見る限り、今のところ異様な強さはまだ出せていない気がするのですが、『出す必要がないから出さなかった説』も十分考えられます。

 

 

 

フェデラーウィンブルドン決勝で2度、ジョコビッチに苦杯をなめているので、何としても、三度目の正直として、今回は借りを返し、9度目の栄冠を掲げて欲しいと思います。

 

 

 

 

勝戦、観るのが正直怖いです笑

 

ですが、フェデラー研究所所長として、みなさんと一緒にしっかりと見届けたいと思います。

 

 

 

 

頑張れフェデラー!!!!!

 

 

 


Roger Federer vs Rafael Nadal Wimbledon 2019 semi-final highlights

 

 

 

fin.