【ウィンブルドン2019】フェデラーが錦織圭を逆転勝ちで下し、ナダルとの準決勝へ vs錦織4-6,6-1,6-4,6-4
みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。
最近の「ハレ」、「ウィンブルドン」と、フェデラーの活躍が際立っている芝シーズンにも関わらず、肝心の『フェデラー研究所』の更新が滞っており、更新を楽しみにしてくださっている方々のご期待に添えず、大変申し訳ございませんでした。
私事により、最近は少しばかりパソコンに触れられない期間を過ごしており、私自身更新できない状態に大変辛い思いをしていたのですが、此度の記事は、やはり書かずにいられるかということで、粛々と書いていきます。
今回の記事は、フェデラーと錦織両方の応援をしているという事もあり、(最終的に勝って欲しいのはフェデラーですが)両者の視点に立って書いているので、立場が度々変わることがあり、読みにくい箇所もあるかとは思いますが、その点はご容赦ください。
さて今回は、フェデラーの準々決勝。
相手は我らが錦織圭。
フェデラーは初戦から、
1RvsL.ハリス 3-6,6-1,6-2,6-2
2Rvsジェイ・クラーク 6-1,7-6(3),6-2
3RvsL.プイユ 7-5,6-2,7-6(4)
4RvsM.ベレッティーニ 6-1,6-2,6-2
という勝ち上がりで錦織戦を迎えています。
らしくないプレーを見せたのは一回戦くらいで、他の試合は順当に王者の実力を発揮しつつ勝ち上がっています。
もうすぐ齢38を迎えようとしている男が、今年のウィンブルドンの明らかな優勝候補という事実。
本当にすごいというか、もはや「私でもできるのではないか」という錯覚にすら陥りそうになるから怖いものです笑
フェデラーのドローは序盤こそ楽でしたが、ここから先は、
準々決勝;錦織
準決勝;ナダル
決勝;ジョコビッチとなり、ウィンブルドンに相応しい中々な劣悪ドローとなっていますね。
しかし、何と言っても、フェデラーは自分と戦わなくて良いのですから、大きなハンデをもらっていることになります。
それを証拠に、フェデラーと戦わなければならない錦織は、
準々決勝;フェデラー
準決勝;ナダル
決勝ジョコビッチと、壊滅的なドローになってしまっていますからね笑
錦織選手は今大会、全豪全仏とは打って変わって苦戦もほとんどせず、快勝でベスト8への階段を駆け上がってきました。
なんと準々決勝までの失セット数たったの1!
具体的な勝ち上がり方も見ておきましょう。
1RvsT.モンテイロ 6-4,7-6(3),6-4
2RvsC.ノーリー 6-4,6-4,6-0
3RvsS.ジョンソン 6-4,6-3,6-2
4RvsM.ククシュキン 6-3,3-6,6-3,6-4
これには驚きましたね。
いつものマラソンテニスプレイヤー錦織ではない!!
「体力万全やないか!!これはいけるで!」
そう思って、試合を見ていました。
スタッツも上げておきましょう。左が錦織、右がフェデラーです。
あらゆる項目で引けを取っていますが、特に差がついたのは、リターンゲーム得点数と、ファーストサーブポイント獲得率ですね。
錦織がリターンできないというのは珍しいですが、それだけフェデラーのサーブの散らしかたが良かったということでしょう。
試合内容は、大きく流れで分けて「第一セット」と「第二セット以降」の2つに分けられます。
・第一セット、錦織のスタートダッシュが良く、フェデラーがまだ完全にギアが上がりきっていないうちに、リターンから揺さぶりをかけてフェデラーにプレッシャーをかけていきます。
フェデラーは乗り切れず、ペースをつかめず、らしからぬ安易なエラーも重ね、錦織第一セット先取。
・二セット目以降、フェデラーの通常運転開始。
錦織も、格上とやる時の「焦り気味攻め急ぎによりエラー多目になってしまう」錦織仕様に、、、
結果は、必死に錦織はキープし続けて、一見キープ合戦の様相をスコア上では見せるも、その実、まるで対等にゲームが進んでいるとは思えないような、スコアよりも中身には差がある、違和感のあるゲーム進行になっていきました。
ただし、フェデラーは何気ないポイント、例えば、ただのキープゲームの30-30など、セット獲得に直接関係のないところでも『米屋さん(本気の時のフェデラーの「カモン」のこと)』を言っていましたし、フェデラーを追い込み、本気を出させたのは言うまでもないことだと思います。
ここから先は、1テニスファンとしての戯言です。
「言うは易し行うは難し」を重々承知の上で、私が錦織選手に足りないのは、『自信』だと思います。
技術はあるのに、格上に対して、臆病になる、(これは日本人特有のDNAからくるものなのかもしれませんが)そのせいで自分のプレーを出し切れない。
自分で勝手に制限をかけてしまっているように見えます。
big3にそれぞれもう3勝ずつくらいすれば、自信がついてくるのではないかと思うのですが、それを成すためにもまた、自信が必要になります。
まさに、「鶏が先か卵が先か」の話になって堂々巡りですが、かといって諦めるわけにもいきませんので、なんとか一勝ずつ、big3が全力の時に、全力のプレーでねじ伏せて倒すということを繰り返していくしかないのではないでしょうか。
絵空事を言ってしまった気がしてならない、、、笑
何れにしても、フェデラーは強い。
次戦、ナダルは怖いですが、なんとか4セットくらいで締めて勝ってくれるのではないかと期待しています。
一応予想してみると、
7-5,5-7,7-6,7-6くらいで終われば良い方かなと(弱気)。
決勝のジョコビッチ戦は、正直なんとも言えません。
フェデラーも、最近はジョコビッチ相手に「錦織がbig3と戦う時みたいな心理状態」になることがあるので、期待しすぎるのも怖いです。
でもなんとしても優勝して欲しい。
頑張れフェデラー!!!
Roger Federer vs Kei Nishikori Wimbledon 2019 quarter-final highlights
fin.