フェデラー研究所

「フェデラーのようなテニスがしたい!」という夢を持つテニス選手が集うブログ

【全米オープン2019】メドベデフのブーイングから見る王者の資質

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

 

今回は、現在開催中の全米オープン2019での先日行われた

 

メドベデフvsロペス

ジョコビッチvsワウリンカ

 

 

の2戦で起こったブーイングについて、少々思うところがあるので、記事にさせていただきました。

 

 

 

が、主にメドベデフの話になります。

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さて、試合を観た方ならご存知かと思いますが、この2戦のそれぞれの片方の選手、メドベデフとジョコビッチは、観客からブーイングを受けることになりましたね。

 

 

しかし、この両者のブーイングの“質”には大きな差があります。

 

メドベデフは、ブーイングを受けてしかるべき行動をし、ジョコビッチは断じて受けるべきではない不当なブーイングでした。

 

 

 

 

 

ひと先ず、状況を簡単に整理しておきましょう。

 

 

メドベデフは試合中のイライラからボールパーソンからタオルを受け取る際にタオルをひったくってそのまま投げ捨て、それに対する審判からの(当然の)警告に対して、今度は審判に腹を立てて審判台に向かっていき、審判と口論をしました。

 

その際、中指を立てて自分の頭を指差すなどの醜態を晒した後、試合に勝利後のインタビューでは、コート中央に立って観客からのブーイングを煽り、

皆様のブーイングのおかげで勝てましたありがとう」という旨のコメントを残し、コートを去ったのでした。

 

 

 

 

 

 

様子を観てらっしゃらない方は、先に動画を観て置かれた方が良いかと思いますので、動画を上げておきます。

 

 

 

 


Daniil Medvedev vs Everyone! US Open 2019 - 3rd Round


Daniil Medvedev goads booing crowd at US Open

 

 

 

 

一方、ジョコビッチはと言うと、3回戦の時から本格的に痛くなった右肩を抱えた中、グランドスラム仕様のワウリンカとの対戦を4回戦で強いられ、壮絶な試合を戦いましたが、第3セット序盤でついに痛みが限界になって力尽き、悲しみの棄権。

 

 

ここで、観客の人々から、「よく頑張った」という大きな拍手が鳴り響くかと思いきや、無情なブーイング。

 

 

 

 

これに関する動画はこちら。

 


Novak Djokovic vs Stan Wawrinka | US Open 2019 R4 Highlights

 

 

 

 

 

 

 

「メドベデフを非難し、ジョコビッチを擁護すべきだ」というのが一般の記事では書かれていることですし、事実、倫理上それで何も間違っていないのですが、私はまた違った観点から今回の件について見ていきたいと思います。

 

 

 

それは、題名でも書きましたが、メドベデフの王者の資質についてです。

 

 

 

それに加えて、錦織に足りないのもここにあると思います。

 

 

錦織圭に足りないのは、メドベデフの精神である。

 

 

錦織圭だけではありません。

これは日本人のほとんどに通じることだと思いますが、日本人は人の目を気にしすぎて、無意識のうちに行儀の良い行動を一貫して行ってしまうという面があります。

 

 

いわゆる、「人様に迷惑をかけてはいけない」教育の賜物ですね。

 

 

試合中に調子が悪いからといって、ボールパーソンに当たるなんていうことは、思いつきもしなかったのではないでしょうか。

 

 

それについては私も同感です。

 

 

 

 

私は、ボールパーソンからタオルをひったくるべきだと言っているのではないのです。

 

 

ひったくった後にそれを一切後悔しない精神力、審判と喧嘩しあえる精神力、観客のほとんどを敵に据えてもそれを物怖じもせず、逆にブーイングしてくれたことに感謝してしまえる精神力。

 

 

 

こういった、あらゆる逆境を力に変えてしまう、怒りをパワーに変えることができるのは、ラケ虐後のジョコビッチに似たメンタリティを感じます。

 

 

 

メドベデフの態度はスポーツマンシップとして決して許されるものではありませんが、そのメンタリティの強さ、反骨精神は十分にチャンピオンになる素質があると思っています。

 

人気は出にくいかもしれませんが笑

 

 

 

 

 

 

 

一方のジョコビッチですが、これはかわいそうですね。

 

傷口に塩を塗られたような気分でしょう。

 

何か観客の方々から恨みでもかってしまっていたのでしょうか。

 

 

そう、私は、これはほぼ確実に今年のウィンブルドン決勝でマッチポイントを凌いで、フェデラーを破ったことに対する恨み節もあるのではないかと感じています。

 

 

正確には、死闘を見たかったのに、という落胆に加えて、ウィンブルドンの恨み節も加わっているという感覚でしょうか。

 

そんな雰囲気を観ていて感じました。

 

 

何れにしても、アメリカは民度が低いですね。

 

 

しかし国が違えば文化も違い、また道徳、倫理感が変わってくるのも事実。

 

 

自らの意思を包み隠して良い子ちゃんしていることの方が民度が低いとアメリカの人々は思っているやもしれません。

 

 

 

 

 

 

以上、メドベデフのメンタリズムはジョコビッチと通じるものがあり、万人に好かれる対応ではないのの、チャンピオンの素質あり。

 

 

テニスはメンタルスポーツなので、こう言った反骨精神は貴重な財産になると思う。

 

 

ということをお伝えしたかった記事でありました。

 

 

なんか、書いたことがまとまってないな。

読みづらいかも。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!!

 

 

 

 

fin.