フェデラー研究所

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【モンテカルロ 2019】ナダルが庭で敗北!故障か!?ナダルを倒す戦法「ライジングでDTLをし続ける」を愚直に実行できた男フォニーニ vsフォニーニ 4-6,2-6

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

 

 

 

今回は、ナダルが自身の庭、モンテカルロの準決勝で敗退してしまった件について書きたいと思います。

 

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ナダルに土をつけたのはフォニーニという男。

女な訳はないんですが笑

 

 

彼はイタリア人で31歳の、どちらかといえばキリオスのようなムラっ気のあるプレイヤーです。

 

 

「ムラはあるが、ハマったら手が付けられない。」

 

そんな言葉がぴったりの選手でした。

 

 

 

今大会、土魔人は初戦からかなり不調です。

 

 

 

全豪オープン決勝から様子がおかしかったナダルですが、クレーシーズンに入ってもどうやら体の調整が間に合わなかったようです。

 

足に不調があるのでしょうか、なかなか思い通りのフットワークが出せずにいます。

 

 

 

それでもベスト4まで上がってくるというのはさすがですが、ついに準決勝で破れることとなりました。

 

 

 

フィジカルが整っていないと、自分のプレーにも自信を持てないものですね。

 

 

 

今試合、ナダルのショットは多くの球が浅くなり、積極的な攻めもあまり見られませんでした。

 

 

 

しかし、今回の試合において、フォニーニは、ナダルの調子が悪い時にたまたま勝った空き巣系ラッキーボーイではありません。

 

 

ナダルが受けに回らざるを得なかったほど、フォニーニの攻めが素晴らしかった。

 

この点を当ブログでは特筆したいと思います。

 

 

 

ナダルは、その「スライディングしやすい」「ボールが跳ねやすい」という特性上、その特性のために生まれてきたようなナダルが驚異的な強さを誇るサーフェスになっています。

 

 

 

そのナダルを倒す戦略はただ一つ。

 

『常にライジングで早いタイミングで打ち返し、かつ、DTL(ダウンザライン)を繰り返す』

 

ことです。

 

 

 

しかし、これができる選手は多くありません。

 

 

 

ライジングを常に撃ち続けるということ自体がかなりの技術を要すため、この戦法を使うことができる選手自体、タッチセンスのとても優れた選手、例えばフェデラーや確変錦織などでないと不可能です。

 

 

しかし、フェデラーは急所のシングルバックの高い打点にボールを集められて苦戦し、錦織はそもそも格上と当たる時にはほとんど確変状態に入らず笑、ナダルを打ち崩すことは現在までほぼ不可能でした。

 

(錦織が一度確変に入ってナダルを追い詰めた2014年マドリード決勝では錦織の途中棄権により敗退)

 

 

 

それゆえにナダルはクレーにおいて敵なし状態であり、モンテカルロで46連勝という大記録を樹立したのでした。

 

 

 

 

フォニーニの話に戻りましょう。

 

フォニーニの勝因としては、どうしてあんな体勢で鋭い球を打てるのか不思議ですが、ほとんど膝を曲げない状態、上体が沈んでいない状態で、とても威力のあるボールを、しかも角度をつけて打ち込めていた点です。

 

特にバックが良かったです。

 

 

身長は錦織と同じ178cmとあって、そこまで高くはないため、サーブもそこまで威力のあるものではなかったですが、ストロークで完全にナダルを打ち崩していました。

 

 

第2セット、5-0、40-15でマッチポイントを2本握った場面では、少しチキンになっていましたが、やはり最終的にはリスクを負ってウィナーを叩き込んで試合を終わらせていました。

 

 

私も、最近インカレに出場経験ありの選手に勝ったのですが、最後はやはり一か八かのファーストサーブによるエースでした。

 

 

ここぞというときこそ攻めというのは本当に大切なことだと思います。

 

 

 

今回の試合ではフォニーニを素直に祝福したい。

そう思いました。

 

 

 

ナダルがこんな調子なら、フェデラーにも意外とタナボタ的なチャンスがあるかもしれません。

 

 

フェデラーのクレーでの試合を早く見たいものです。

 

 

 

 


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fin.