フェデラー研究所

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【全豪オープン2019】大坂なおみが優勝!!!GS二連覇&世界ランク1位!新女王爆誕!! 対クビトバ 7-6,5-7,6-4 感想

 

みなさんどうも、こんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

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優勝を決めて思わずコートにしゃがみ込む大坂

 

 

1月26日土曜日、歴史が動きました。

 

日本人女性初の世界ランク1位、テニス界の女王が誕生したのです。

 

その名は、大坂なおみ

 

まだ21歳にして、グランドスラム2連覇。

とんでもないですね。

 

男子なら間違いなく将来のBiG4クラスです。

 

BiG4ってなんだかキングダムの秦六将みたいですね。

関係ないですけど笑

 

 

決勝は、ウィンブルドンを2回制したことのある現世界ランク4位(最高2位)のペトラ・クビトバを相手にとって7-6(7-2),5-7,6-4でのフルセットの勝利でした。

 

第1セット両者譲らぬ激しい試合が続いた後、タイブレークで大坂の素晴らしいアグレッシブなプレーにより第1セットを奪います。

 

続く第2セットの第2ゲームで、クビトバにブレークされ、嫌な流れになりますがそこから一瞬で立て直し、さらにブレークバックを2回やり返してサクサクと5-3まで進みました。

 

続くゲームはクビトバサーブでしたが、クビトバのイージーミスもあって、0−40。

大坂は3本のマッチポイントを迎えます。

 

会場にいる誰もが、テレビ中継を見ている私たちが、大坂自身も、もしかしたらクビトバでさえも、大坂の勝利を確信したと思います。

 

それ程全てが大坂有利に働いていたのです。

 

しかしここで最後のクビトバの意地が見られ、激しいラリーの末大坂はエースを決められてしまいます。

 

そこから大坂は今までに見られた積極性がなりを潜め、いわゆるミス待ちテニスになってしまいました。

 

そこを見逃すクビトバではありません。

 

3本あったチャンピオンシップポイントは全て失い、ゲームを落としてしまいます。

 

そこからの大坂は、焦ってポイントを取ろうとしては、一発に頼ろうとしてミスが連発。

 

ミスしないように打とうと意識すると、ボールが甘くなりクビトバにエースを取られるという、大坂だけでなく私たちの視聴者のメンタルも試される時間となりました。

 

錦織劇場ならぬ、なおみ劇場が開幕したのかと錯覚するような状況でした笑

 

 

チャンピオンシップポイントを3本連続で落とし、さらに4ゲーム連取され第2セットは落としましたが、ここからトイレットブレイクをとって流れを変えます。

 

後のインタビューでも語っていますが、「自分は世界で一番強い選手と戦っているんだ」と相手を尊敬し直したそうです。

 

 

そのようなメンタルセットで臨んだ第3セット、しっかりとアグレッシブなテニスが戻っており、再び、チャンピオンシップポイントを迎えました。

 

しかも今度は大坂サーブで、さらに40-0で3本のチャンピオンシップポイントです。

 

第2セットと似たような状況になりました。

 

第2セットではミス待ちテニスになってしまいましたが、今回はどうか。

 

攻めます。

 

ファーストサーブでもサービスエースを狙いに行きました。

 

フォルトになりましたが、このプレーを選択できたのが素晴らしいなと思いました。

 

そしてセカンドサーブから始まったポイントでしっかりと打ち込み、優勝を決めました。

 

 

 

前回の全米オープンといい、大坂はメンタルを試される試合ばかりですね。

 

しかも相手は、グランドスラム優勝経験のある実力者ばかりです。

 

そんな中でメンタルに打ち勝ち、彼女たちを倒すというのは、本当に考えられないほど素晴らしいことです。

 

 

第2セットでの辛い経験も、試合に負けて優勝を逃していれば、悔やまれるものになったでしょうが、勝利して優勝できたのであれば、むしろノーリスクであんな経験ができて本当にラッキーなことです。

 

今後の大坂のテニス人生において大きな大きな糧となるでしょう。

 

大坂は現在7000pを持って世界ランク1位となりましたが、その内訳は、

IW 1000p

全米オープン 2000p

全豪オープン 2000p

その他 2000p

です。

 

ツアー優勝経験が3回だけなのにも関わらず、内2回がグランドスラムというのが異次元ですよね。

 

 

しかし、勝ちビビりや、勝利を目前にして消極的なプレーになるのは本当に怖いことです。

私も低次元ながら何度も経験があります。

 

チャンスとピンチでは強気!

これは本当に大切なことですね。

いうは易し行うは難しとはまさにこのことですが汗

 

これからのさらなる大坂なおみ選手の躍進を願って。

 

 


Naomi Osaka (大坂なおみ) vs Petra Kvitova (ペトラ・クビトバ)

 

fin.