【ドバイテニス選手権2019】フェデラーが間一髪で準決勝に進出! vsフチョビッチ 7-6,6-4
みなさんどうもこんにちは、テニス大好き【ラム】です!
今回は、現在行われているドバイテニス選手権の準々決勝、フェデラー対フチョビッチ戦についてお送りしていきます。
結果は7-6,6-4でフェデラーが勝ちきりました。
勝ち切った。というよりも〝逃げ切った〟というイメージの方が強いです、試合を見た感じでは。
フチョビッチといえば、つい最近、ロッテルダムで錦織と戦ったことのある選手です。
錦織戦の時にはあまり気にならなかったですが、今回のフェデラー戦ではフチョビッチの強さが光っていました。
というか、フェデラーの動きが遅かったのもあるのかな、、、
なんだかフェデラーちょっとお疲れ気味?
なんて思ったりしました。
フチョビッチの安定感あるストロークに対してフェデラーがミスをしていき、全体的にはフェデラーが主導権を握っているのにスコアはずっと拮抗しているというというような内容でした。
勝敗を分けたのは、確実に第1セットタイブレーク。
フェデラーから見て5-6となってセットポイントを握られてしまいますが、そこから長いラリーを組み立ててスマッシュまで持っていって凌ぎ、次のポイントで王者サーブ発動でサービスエース、そしてフチョビッチのミスを誘い、連続で3ポイント連取してセットをもぎ取りました。
若手の勢いを抑え込めたのは本当に大きいです。
第1セットを取られていれば、かなり高い確率で試合はフチョビッチの勝利で幕を閉じていたことでしょう。
第2セットもずっと拮抗状態が続きますが、4-4の局面でADを握って一発でブレークに成功し、次のゲームをキープして終わりました。
ベテランらしい勝ち方ですが、かなり薄氷を踏む思いのテニスだったと思います。
とにかく勝ててよかった、次戦はまたしても若手のコリッチ。
話は試合のことから離れますが、最近のテニス界、明らかに世代交代の波がもうすぐそこまで来ていることがわかります。
長く(といっても10年くらい?)テニス界を見てきましたが、なんだかんだで今までは若手が台頭してきたとはいっても、big4が若手を〝いなす〟という展開の試合が多かったし、台頭してくる若手もまだまだ少なかった。
トーナメントのベスト16くらいまではで出てきても、8以上の出現率はそこまで高くなかったはずです。
それが、最近のトーナメントでは若手によるシードダウンが相次いで起こり、トーナメント上位に上がってきた選手で聞きなれない選手だなと思い調べてみればほぼ全てがネクストジャネレーションズ世代。
20台前半の、私とほとんど歳の変わらない人たちがどんどんツアーを占拠していっています。
しかも、big4やその下の錦織世代と戦っても、今までは「まあ結局は上の世代が勝つだろう」と、まだ余裕を持って見れていたことが多かったのですが、もう今はそんな余裕はどこにもありません。
若手対ベテランの試合でも肉薄した熱い戦いの末やっとこさ逃げ切るかのようにベテランが勝つ。
経験値の差が少し響いているくらい。
特にbig4は、ほとんど一回りもしたの世代の人たちを相手にして、モチベーションを保って試合に臨むのも難しそうに見える場面もあります。
去年のファイナルズのジョコビッチ対ズべレフなど典型です。
時代の移り変わりはすぐそこまできている。
それは徐々に訪れるのか、突如として一気に来るのか。
神のみぞ知る話ではありますが、私個人としては、恐らくテニス界の神であるフェデラーが現役を退いた瞬間から一気に時代が変わるのであろうと確信している次第であります。
なんだか全く試合と関係ない終わり方してしまいましたが、次戦のコリッチ戦でも、フェデラーらベテランの時代はまだまだ終わっていないんだと、まだまだ続きがあるんだと、そう思わせてくれることを切に願っています。
Roger Federer VS Marton Fucsovics | EXTENDED HIGHLIGHTS HD | DUBAI 2019
fin.