フェデラー研究所

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【インディアンウェルズ2019】どうしてワウリンカはフェデラーに勝てない? フェデラーがワウリンカを翻弄して4回戦へ! vsワウリンカ 6-3,6-4

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

今回は、インディアンウェルズ3回戦、

フェデラーvsワウリンカ、スイスの生んだ2人の天才どうしの対決模様の振り返りと、ワウリンカ、フェデラーに勝てなすぎ問題(ほぼこっちがメイン笑)について書いていきたいと思います。

 

 

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なにせ大会自体はもう昨日で終了してしまっているので、(3月19日現在)

せめて次の大会が始まるまでにはなんとかフェデラーだけでも(できれば錦織の試合も)書けていない記事を書いておきたいなーと思う次第であります。

 

 

さて、スイスの同胞対決ですが、結果は6-3,6-4でいつも通りフェデラーが勝ちました。

 

 

この両者の対戦成績は、これでフェデラーの22勝3敗となりました。

 

 

 

しかも、ワウリンカはフェデラーの対してハードコートでの勝利はただの一度もありません。

勝った3勝も全てクレーコートです。

 

 

 

いくらワウリンカのフォームのタメが大きくて、展開が遅くラリーが長くなりがちなクレーのサーフェスが得意だといっても、この戦績の差はあまりにも開きすぎだと思った方もいるのではないでしょうか。

 

 

 

ワウリンカがいくら遅い展開が好みだといっても、フェデラーと同じくらい(というのは言い過ぎかも)早い展開を得意とする錦織に対しては、ロッテルダムの準決勝で勝利したように、対等以上の戦いができています。

 

 

 

つまり、苦手とはいえ、フェデラーに一度もハードで勝てないほどに早い展開が苦手であるはずはないということです。

 

トッププロなので当然なのですが。

 

 

ワウリンカがフェデラーの勝てない問題は、展開スピードの違いだけではありません。

 

 

 

今回の試合に限ったことではないですが、ワウリンカはテニス界でフェデラーと一番練習をしてきていて、ダブルスでオリンピック金メダルを一緒にとったこともあり、フェデラーのテニスを最も熟知している、はずなのに、フェデラーに逆を突かれすぎだと思うのです。

 

プレーの幅もレパートリーも最も知り尽くしている男なのだから、最も柔軟に対処して接戦にもつれ込んでもおかしくない。

 

なのに、試合では終始サーブやボレー、アポローチなどで逆を突かれては負けている。。。

 

 

 

どうして、こんなにワウリンカはフェデラーに勝てないんだろう」と私なりに考察した結果、ある一つの結論にたどり着きました。

 

 

答えは簡単。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデラーを尊敬しすぎ問題です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワウリンカはBIG4ではないのにも関わらず、グランドスラムを3回も制している、世が世なら十分レジェンドクラスのテニスプレイヤーです。

 

 

 

大舞台に強い、いや、大舞台でこそ力を発揮できる選手であるというは疑いようもなく、だからこそ誰もワウリンカのメンタリティの問題については言及しないのだと思いますが、この戦績の開き具合からして、明らかにワウリンカがフェデラーのことを心のそこからリスペクトしてしまっているがために勝てなくなっているのではと私は思うのです。

 

仮に錦織がフェデラーに対して3勝22敗だと、確実に世間からはメンタル面を指摘されていたことでしょう。

 

 

 

 

ワウリンカのフェデラーとの試合を見ていると、ワウリンカがフェデラーに逆を突かれすぎているのと同時に、ワウリンカのアンフォースドエラーもとても目立ちます。

 

 

また、フェデラーに逆を突かれた時に「敵わないよ」的な感じのうなだれというかボールの見送り方をするのも、フェデラーが相手の時だけのような気がするのです。

 

 

 

ナダルジョコビッチのスーパープレーに対してもそうすることは、たまにはあるのかもしれませんが、少なくとも錦織に対してやっているところは見たことがありません。

 

 

これは半ば、「フェデラーには逆を突かれて当然」のような気持ちになっているのではないかと思われます。

 

 

 

錦織が初めてスイスのバーゼルオープンの決勝でフェデラーと当たってボコボコにやられた時に、現在の錦織のコーチである、みなさんご存知マイケル・チャンコーチから言われた言葉は、「相手を尊敬しすぎるな、コートの上ではみんな敵だ、もっと非情になれ」といった旨のものでしたが、

 

この言葉が、フェデラーと対戦するときのワウリンカにもそっくりそのまま当てはまるのではないでしょうか。

 

 

 

確かにワウリンカがフェデラーを尊敬してしまうのも無理はありません。

 

間違いなくフェデラーを最も近くで見てきたテニス選手なのですから。

 

 

 

ダブルスも共に戦い、敵である前に、先輩であり、師匠であり、仲間であり、友でもある。という気持ちが強すぎるのでしょう。

 

 

人間は身近な人にはそれだけ気を許して自然体で接してしまうので、その分態度も雑多になって、意外と近くで過ごすようになって幻滅するというパターンもあると思うのですが、一番近くにいるワウリンカがそれだけ尊敬の念を持っているというのは、やはりそれだけフェデラーは公私ともにpeRFectだということなのでしょうね。

 

さすがです。

 

 

 

 

試合の内容自体は、ワウリンカが終始翻弄され、ミスも多く、特にこれといった流れの変わり目やポイントもなかったように思います笑

 

 

 

フェデラーフェデラーらしいプレーをして、それが全てワウリンカに対して有効に働いた結果の順当な勝利でした。

 

 

まあ、正直私はフェデラーが勝てればワウリンカのメンタルの問題なんて知ったこっちゃないんですけどね笑、改めてメンタルは大事だなーと、ネットを挟んだ時、相手に対する尊敬の念などは全て取り払うようなメンタルを作っておかなければ、いつまでたっても周りの〝勝ちたいあの人〟には勝てないんだなーと、私としても思い当たる点があり、自責の念も込めてこの内容にさせていただきました。

 

 

 


Roger Federer Vs Stan Wawrinka - R3 Indian Wells 2019 Highlights HD

 

 

fin.